BDA GALLERY 2 : コンテイジョン

2020/04/04

コンテイジョン

Contagion 【伝染・感染】

先週末、2011年公開のこのタイトルの映画を見ました。
それまでこの映画のことは全く知らなかったわけですが、
世界的にも有名な感染症専門医イアン・リプキン医師の、
新型コロナウイルスについてのインタビュー記事を読んだのがきっかけ。

この映画の医療監修に関わったのが、このリプキン医師。

その記事の中に出てきたこの何て読むのか、意味さえわからんかったこの単語。
今まさに人類の脅威となった新型コロナウイルスによるパンデミックを、
まるで予言しているかのようなこのタイトルの映画に、

興味が湧かないわけがない。

ということで、パンデミックの後に何が起こるのか。
世界を巻き込むこの新型コロナウイルスがどのように収束していくのか、
つまり人類がこの未知のウイルスとどのようにケリをつけるのか。
その一つの答えが知りたくて見だしたわけですが。

何度も言いますが2011年。9年前の映画です。

当時、もしこの映画を見ていたのならアルマゲドンや、
インデペンデンスデイでも見るかのように、

そんなバカな . . . と。

でも現実はこの映画のワンシーンを見ているようで、
予言だ!という言葉も、あながち大袈裟ではないように思えましたね。
少なくとも、世界一の感染者数となってしまったここアメリカでは。

***** ここからはネタバレも含みます。*****

映画の中でのウイルスは致死率が非常に高く、その感染スピードも速い。
あくまでも映画の中での話ですが全米で250万人が死亡する。

2日目から物語は時系列と共に流れ、収束までの数ヶ月を追う。
最後にすべての始まりがわかる仕掛けになっているのですが、
ウイルスがどのように広まり伝染していくのか、
ワクチンが開発されるまでの時の経過、それを手にするまでの混乱。
伝染しているのはウイルスだけではなくデマやパニック、そして恐怖。

とてもリアルで、今だからこそ見るべき作品だと思いましたね。

そして、この映画の監修に関わったリプキン医師もまた、
先月、新型コロナウイルスに感染してしまったようです。
アメリカの報道番組に電話出演した彼は言います。

“ 私が感染するのだから、誰にでも感染するだろう。 ” 

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