BDA GALLERY 2 : 2016/07

2016/07/30

まだまだイケる!?


















車が返ってきません、修理屋さんから。

全米で最も厳しいと言われるカリフォルニアのスモッグチェック。
ここ最近は一発でパスできず、その度に修理を伴ってきたわけですが、

今回は2度もダメで。いまだ修理中。

22年落ち、クラシックというにはまだ若過ぎるのですが、
あちこちガタが来てますね。

アメリカで初めて買った車。現在の走行距離はおよそ16万マイル。
キロ換算で25万キロ。日本だったらとっくに廃車でしょうか。
こっちのアメ車は30万マイル、48万キロを平気で走ったりしますから、

まだまだイケるはずなんですが . . . 。

初めてこの車に乗ったときの感動を今でも忘れることができずにいます。
眩しいほどの日差しをガンガン浴びながら、
カラッとしたカリフォルニアらしい風を感じ。
いかにもアメ車らしいトルクフルな加速と、唸るようなエンジン音。
幌を開けて流したLAの町並みは、まるで映画の中のようで。

南はサンディエゴ、北はサンフランシスコ。

運転のし易さとは無縁な、決して乗り心地のいい車ではないんですが、
遠出しては修理、遠出しては修理と、泣かされた事も一度や二度ではありません。

共に頑張って走ってきわけで。

最近は専ら通勤用の下手車として成り下がっていましたが、
やれたシートに腰を落とし、ハンドルを握り、キーを回せば。
蘇ってくるのは共に過ごした日々。

そろそろ15年の付き合い。

今回も心折れそうになりましたが、無事パスできたらまた海へ行こう。

2016/07/29

2人

ということで、いろいろと思い出してます。当時のこと。

進路を決めた頃は誕生日すら迎えていませんから、実際は17歳。
うちの子が今12歳ですから、もう5年で、この道を選んでいたわけで。

なかなかお子ちゃまですね。

当時、大学に行く同級生も多かったのですが進学校でもなかったですから、
卒後の進路は様々でしたね。いつもツルんでいた男4人。

2人は大学、2人は専門。

社会人になってから一度だけ、飲んだことがありますね。
1人は一丁前に仕事の都合で来れなかったのですが。
社会人とはいえ20代前半でしたから、
まだまだ学生に毛が生えた感じで、なんだか懐かしく。
あまり変わらない同級生との時間にホッと落ち着いたのを覚えてますね。

イカツいマジェスタ乗ってたアイツは元気かいな!?

卒アルが手元に無いんで記憶が怪しいんですが、
ひとクラス40人前後でしょうか、たしか10クラスあったはずですから、
ひと学年400人前後ですね。そのうち歯科技工士の道を選んだのは、

2人。

多いのか、少ないのか分かりませんが、
一度も同じクラスになったことがないそのもう一人が早々に決めたのは、

有名な愛歯技工専門学校。

ということで、被らないようにと担任のイキな計らい!?で、
今は無き東京歯科技工専門学校を勧めたって聞いたのは、
合格通知を貰ってから。

浮かれまくっていた、ちょうどその頃。聞いてねーよ!

まだ歯科技工士やっているのかな、
離職率を考えたら辞めてる可能性大ですが。まだ技工士だったら、なんか嬉しいな!

2016/07/28

進路指導

前回の続きにもなりますね。

血気盛んな遊び盛りの真っ只中、酷な話ではありますが。
人生の大きな大きな決断に18の若造が迫られるわけで。

その割には高校の進路指導なんぞは、
そもそも担任が歯科技工の仕事をろくに理解してなかったり。今思えば...
頂いたアドバイスとして覚えているのは
歴史のある学校がいいんじゃないか!みたいな感じで。

無くなっちまったら歴史もへったくれもないんですがね。

大学行けるような奴は、その学力で行ける偏差値の高い大学へ行けば、
人生の歩む道などそこから4年もまだ悩むことができるし、
学園行事やサークル活動、先輩とのつながりやバイトでの社会勉強など、
本当にやりたいことを見つけるのに、十分かどうかはわかりませんが、
そもそも大学行くことでその選択肢は広がっていたりします。

しかし、職業訓練のような歯科技工専門学校を選んだ時点で、
その他の業種という選択肢はいったん目をつむるわけです。

だって、歯科技工士になるんだもん!っと。

18そこらの若造がこの仕事で生きていく!と決断し、
親に頭を下げ、2年以上、何百万も学費にかけ、
国家試験をパスしなければ職に付くことすら出来ないという。ね。

もっと真剣に進路の相談に乗ってくれても良かったんじゃないかい、先生!?

ということで、大きな一つの決断をしたわけですが。
この時点で海外で働くとか、開業するとか、

まったくもって想像もしてなかったですし。

若気のいたり、と言ってしまえばそれまでですが。
当時はまだ歯科技工士として生きていくという、

実感もなければ自覚もなかったわけです。

2016/07/26

下げた頭

新しい人が入ると必ずと言っていいほど聞かれることがありますね。

本当に良く聞かれるので記事にしてみました。今度聞かれたら、
ここ読んでねーのかよ!と胸ぐら掴んで詰め寄るつもりです。(笑

「社長は何で歯科技工士になったんですか?」

「当時のリクルート雑誌に騙されたね!(笑」


ー 将来は独立開業ができ、高収入も。ー

そんな風に書かれていたと思います。20年以上前の話ですが。
そうかそうかとこの道を選んだわけですが、
当時、選択肢として考えていた調理師も美容師も、
よくよく考えれば同じでしたね。やり方次第で開業も高収入も期待出来る。
競争率も激しいですが市場の大きさを考えると、
歯科技工士よりも良かったんじゃないか!?と、思ってみたり。

隣の芝は青く見えるわけです。

とはいえ、この道を選んだこと。
悩み決断した過去の自分を否定してしまうような、
そんな後悔だけはしたくない。
ただそれだけで頑張ってこれた部分もありますね。

下げた頭の重みを思えば . . .

多少の苦労なんてたいしたことないのですが、
下げたからには歯を食いしばり、眠い目をこすっているわけで。

まだまだですね。

2016/07/25

自己責任

前回、記事にもしましたが。
インターネットの情報に助けられることは多いですね。
ただし、なんでも鵜呑みにしないように気を付けますし、

“自己責任”という言葉がつきまとうわけです。

前回のiMacも、場合によっては壊してしまったかもしれません。
もちろんアップルはこの手のDIYは勧めていませんから、保障対象外です。
しかし、換装して問題無く快適に使えている人がいる。
という情報を見つけ、その方法や手順も解説されていて。
その情報の発信元を信じるかは、今一度言いますが、

自己責任です。

この時、最後まで躊躇したのは、
手に入れた情報元は日本語サイトで、日本で販売された日本仕様のiMac。
うちのiMacはこっちで購入していますから米国仕様、
そこに何かしらの違いがあるのか、そこだけが気がかりでしたね。
英語のサイトも調べたのですが、
最後までよく分からなかった部分でもあります。

SSD、メモリのチョイスは英語サイトを参考に、
手順や方法は日本語サイトを参考に。
あとは、やってみないと分からないという状況で。
結局、どハマリしたのでダメかと思いましたが、その対応すらネットで。

ネット情報万歳!

ということで、何が言いたいかというと、
歯科技工の情報も、もっともっとあったらいいなと思いまして。
誰でも見れるネットの情報として、

歯科技工士ってこんな仕事なんだ!とか。

歯科技工って面白そうだな!とか。

こんな風に歯は作られているんだ!とか。

口の中のこのクラウンはいくらするんだろう!?とか。

自分で歯って作れないのかな!?(日本では無資格者は法律で禁止されてます)とか。

そんな風に興味を持ってくれる人が増えたらいいですね。
ということで好き勝手、無責任に、細々と続けていますが、

くれぐれも自己責任でお願いします。

2016/07/23

快適


















昨年、Mac miniのSSD換装の記事を投稿しましたが、
その後、会社で愛用のiMac Early 2008もSSDに。

それがもう大変なことになってしまい、
請求書の印刷もままならず、給与明細も出せないという、

最悪な状況になりましたね。

結果から言うと、今この記事もそのiMacからです。
そう無事に換装できました。

結局、3回ほどバラしまして。

その度に重いiMacを抱えては自宅へ。
やたらとついてるネジをチマチマと外し、
おかげでiMacをバラすのは手慣れたもんです。

何度やってもタイムマシンからの復旧が出来なかったり、
この期に及んで最近めっきり使うこともない内蔵のDVDドライブ、
どうやら壊れていたらしくインストールDVDが使えなかったりと。

やっちまった感は否めませんでしたね。

他にも、見たことも無いようなエラーが画面いっぱいにでたり、
なにをどうやってどうしたらこうなったのか、
もう、何がなんだか分からない状況が続き、
その度に強制終了でいちからやり直し、を繰り返し。

いよいよ八方塞がりかと。

結局三週間ほど使えなくなり、
その間、新しい4KのiMacの値段を調べて、買おうかどうしようかと。
今回も助けられたのはインターネットの情報でしたね。
Mac miniのときもそうですが、画像付きで丁寧に解説して下さる方々がいて、

本当に助かりました。

古いマシンにもなるとそれなりに面倒みたいです。
とはいえ、苦労した甲斐もあり大満足ですね。Mavericksはサクサクです。

この快適感はたまらない。

メモリも6ギガに増設しました。公式には4ギガまでですが、
ネット情報によると6ギガまではいけるらしい、ってことで。
こちらはあっさりと増設でき、特に問題もなく気持ちよく使えてます。

およそ$250+労力。もう3年は頑張ってもらいます。

さて、もう一台うちにはiMacがあります。更に古いiMac Mid 2007。
こちらはおよそ9年もの、サポート切れのSnow Leopardのままです。

このまま使い続けるには不安ですし、
大量のシェード画像と指示書を管理しています。

思い切ってアップグレードしてしまおうかと思っていますが、
管理ソフトをどうしたものかと。

とりあえずこちらもSSD換装、メモリ増設ですね。

2016/07/22

どうなんでしょ?


















#6-8 IPS e.max Press Maryland Bridge -Layer-

またまた続きになりますね。

イボクラマシンを使わないとe.maxじゃない!みたいなキャンペーン。
以前、張り切ってやってましたよね。日本で。

本当にIPS e.maxですか?

そんな広告を日本のどこかのサイトで目にしまして。
導入当時、アメリカではわりと好き勝手やってるイメージでしたから、
本当にそうならただ事ではありませんね、

イボクラマシンを持っていないうちとしては。

ということで、アメリカのイボクラに問い合わせてみたことがありまして。
少なくとも当時の回答としては、そのような比較データは無い。
他社のプレスマシンでも問題ないだろう、とのことで。
少し温度を下げた方が良いかも!と、ご丁寧にアドバイスまで頂きました。

このテクニカルサポートの言うことが正しければ、
日本だけ!?イボクラジャパンが勝手に言い出したこと!?

誰の入れ知恵だか知りませんが、セコ。

独占なんちゃらに引っかからないのかなぁ?って、当時思ったりしましたね。
そんなこと言われたら、まじめな日本人は買いますよね。

本当にIPS e.maxですか?

そんなことをふと思い出した、今日この頃。
それ自体がでっち上げキャンペーンだったかどうかなんて、

私の知るところではないのですが。

イボクラマシンだからといって、トラブルが無いとは聞いていないし。
物性的にどうだとか、仮に数値的に強度が下がっていたとして、
そもそも壊れた原因がそこだと言い切ることはできるのだろうか?

400MPa の e.max はこのような症例では絶対に壊れない!
と、証明するのと同じぐらい難しい気がするんですが。

どうなんでしょ?

2016/07/20

イボクラマシン


















#3 IPS e.max Press -Mono-

前回の続きにもなりますが。

e.maxを始めた頃、なかなかきれいにプレスできなかったですね。
表面のリアクションレイヤーがバキバキだったり、
マージンがチリチリだったり、完全にナメられていたり。
当時、一本のクラウンにどれだけインゴットを無駄にしたことか。

プレスマシンがイボクラ純正ではなかったせいなのでしょうが、
デンツプライのタッチ&プレスで試行錯誤の日々。

おかげと言ってはなんですが、プレスに関してはとても勉強になりましたね。

当時のカタログに載っていたのは、
EP500、EP600 Combi 使用でのスケジュール。
鵜呑みにすると他機ではもちろんのこと、
おそらくそれらのオールドマシンでも上手くいかないでしょうね。

温度を下げ、ホールド時間を調整することで、
使える代物にはなりましたが、シビアな設定を求められました。
最適な温度幅が非常に狭いのがこのマテリアルの特徴でもありますが、
逆に言えば、そこを見つけ出せさえすれば特に問題も少なく、

きれいにプレスできるようになりますね。

e.max 発表当初は評判の悪化等を防ぐため!とかなんとかでセミナー必須。
誰もがむやみに手にする事ができないプレミアム感が演出され、
オールドマシン使用可で導入コストが掛からないことも売りにしていましたが。
しばらくして誰でも仕入れることができるようになり流行りだすと、
エラーやトラブルは機械が悪い!みたいな流れで新しいプレス機をごり押し。
その自慢のマシンは一部スケジュールがシークレットになってるとか。未確認です!

うまいな、ビジネス。強気だな!

発表されてからのe.maxの快進撃、ただただスゲーな!と。
とはいえ、各メーカーからも似たようなマテリアルが出てきましたから、
今までのように強気ではいけなくなってくるんでしょうかね。

GC LiSi Press。早くアメリカに入ってこないかな。

2016/07/10

e.max Mono


















#19 IPS e.max Press -Mono-

昨年の一部技工料金の値上げに伴い、
e.max Mono(ステイニング)がうちでは最もリーズナブルに。
しかし、増えているような感じでもなく、割合的にはほぼ横ばい。

PFMの方がまだ倍ぐらい多いですね。

うちでは2010年あたりから問い合わせが増えてきた e.max。
2011年には本格的に導入に踏み切ったと記録してますね。

かれこれ5年。

トラブルも比較的少ないのですが、無いわけではありません。
うちで実際に起こった口腔内でのトラブルは、

カットバックで仕上げたクラウンのチッピング。

クリアランスに問題のある症例でのクラック。

ぐらいでしょうか。e.maxに限らず起こりそうなもんです。
ということで、最近うちのドクターの多くは、
カットバック、レイヤーを嫌がっているようにも感じます。

臼歯の指示はほぼ e.max Mono(ステイニング)ですね。

2016/07/01

ナンバープレート


















前回の続きにもなりますが、
アメリカでの車の購入は服でも買いにいくような感じ。

見に行って、気に入ったらサインして、
頭金でも支払えばその日に乗って帰れます。
日本ではちょっと考えられませんが、正規ディーラでもそんな感じ。 

なので、ナンバープレートが付いている車はともかく、
ナンバー登録が必要な車などは、間に合わないのでナンバー無し。
正確には、それに代わる紙っぺらをフロントガラスの隅にペタッと。
それだけでその日から普通に乗り回すことができます。

そして、これもちょっと日本では考えられませんが、
ナンバープレートは郵送で自宅に送られて来ます。
忘れた頃にその他の郵便物と一緒にポストに入っているので、

!? っとなります。



所定の場所にネジで締めつけて、
フロントガラスの紙っぺらを剥がせば完了。D. I. Y. です!

大丈夫なんかい!と突っ込みたくなるようなシステムですが、
十数年前に車を購入した時もそうでしたから、
きっとこれからもそうなんでしょうね。

とて〜も、ゆる〜い感じ。そんなところが Good!

ということで、ずーっと付けずに放置していたナンバープレート。
ついでにカバーなんぞ手に入れていたので、装着。

ちなみに、こっちではライセンスプレートって言いますね。