ベランダに思いがけなく嬉しいものが。
この春に土を入れ替えようと思って放置しっぱなしだったプランター。
葉が枯れ落ちてからは、水など一切あげていなかったのだが、
雨の少ないこのカリフォルニアの乾燥を、みごとに耐え抜いた。
なんとも健気な。
人類が生まれるもっと前、恐竜が生まれるもっと前から、
この地球で生き続けている。地球上で最もやさしく力強い生命体。
恐らく人類が滅び、地球が滅びる直前まで根を張り芽を出し続けるのだろう。
どんな逆境にも耐え忍び、共存して生きる知恵を持って。
植物に触れることで、その純朴さに心癒されている自分がいる。
そして、時にふと思う。
邪心に苛まれ素直さや謙虚さも薄れてしまう己など、
植物にも劣るのではないかと。
潔く、真っ直ぐに。
夏には風味豊かな茗荷が楽しめるかな。
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