2012/10/15
85点
Zirconia Frame by Zirkonzhan
先日の夕方、ケースの発送で UPS Store に。
何気なく見上げた空には綺麗な虹が。不安定な空模様が与えてくれた賜物。
あんなに近くて大きな虹を見たのは生まれて初めてかも知れない。
写真に撮りたかったけど、右ポケットの携帯では撮れるはずもなく。
悶々と見上げたまま、しばらくするとゆっくりと消えてしまいましたね。
iPhone があれば撮れたかなぁ。もうそろそろ来る予定!?
さて、無事シンタリングを終え、機械のセットアップに問題がない事を確認。
ジルコニアフレームの出来ですが、甘く見積もって85点。
ってところでしょうか。とにかく良くできたシステムだと感心させられました。
フィットさせるまで正直半信半疑でしたからね。
問題点もいくつか見つけましたよ。
とにかく丁寧にミリング作業を行うべきですね。
フルクラウンの方は内面のミリングが不十分で、調整を余儀なくされました。
心当たりもあるので次回は同じような問題はないと思いますが、
シンタリング後の内面調整はできるだけ避けたいですからね、より丁寧に。
もちろん調整後は適合しましたし、許容範囲内なんですけど。
コーピングの方はモックアップの頬側マージンをカラーレスで仕上げたんですが、
欠けさせてしまっていたようで、見事に欠けた状態で再現されていました。
実は、レジンモックアップでは薄くシャープに出ないと決めつけていたので、
今回は試しに e.max でモックアップを作り挑んだんですけど . . . 。
可及的に薄くなるマージン部は、よほど慎重に作業しないとダメですね。
肉眼では良く見ないと気付かない程度だったので、
マイクロスコープを覗いて、なんじゃこりゃ〜!(松田優作風に)てな感じです。
あと、トランスルーセントとは言っても言うほど透明感がないですね。
e.max の LT ぐらいの透明感は出るだろうと勝手に期待していたのですが。
やっぱジルコニアでした。フルクラウンは一度も手がけた事がなかったので、
いい感じで透明感が出たら、押していこうかと目論んでいたのですが . . . 。
とまあ、いろいろと他にも問題点はありますがね、対策はできてます。
かなり満足していますし、あんな事やこんな事も . . . と妄想してみたり。
シンタリング後のコーピング。部分的にですが薄いところで 0.3 〜 0.4ミリ。
臨床ではやや不安を感じる数字ではありますが、見事に再現されてました。
穴をあけずに攻めれた事で、手応えを感じましたね。
ということで、“Zirkoguraph” のファーストインプレッションでした。
今週からは早速臨床ケースで応用していきたいと思います。 楽しみー
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