うちの歯科技工士への給与計算は複雑です。
なので毎回、時間がかかります。
会社側からすると簡単なのは日給月給制でしょうか。
月に支払う給料額を決め、ある程度のノルマを課す。
20年ほど前の話になりますが、
面接に行った日系ラボでは一日12本のポーセレンワークがノルマでした。
給料は月$1400。ここから色々引かれます。
これだけの仕事を毎日こなせれば、給料は満額保証されていたはずです。
と言うのも、採用をいただいたのですが、お断りし留学したのでわかりません。
基本的に仕事を休めばその額は減らされますし、
ノルマがこなせなくても減らされます。最悪、居場所も無くなります。
面接時にそのように説明を受けたので、そうなんだと思います。
ビザサポートがありましたから、給料は低くても我慢です。
能力次第で昇給はあるようでしたが、賞与はないと聞かされていましたね。
うちも本人の希望によっては日給月給制を採用しています。
安定した給料を得やすいですから、ライフスタイルを築きやすいですね。
歯科技工所の正社員としての勤務経験がないので、
はっきりとしたことは言えませんが、
多くの歯科技工所が採用しているのではないでしょうか。
ということで話は戻りますが、うちがなぜ給料計算が複雑なのか。
それは日給月給制なのが経営者でもある私だけで、
他の歯科技工士スタッフの給料は “基本給と能力給” で構成されているからです。
資格の有無、勤続年数、貢献度により算出される基本給。
日々の作業を細かくカウントし、歩合として算出される能力給。
基本給のベースになるのは資格の有無です。
例えば、日本の歯科技工士免許を持っていると$1000から、
それに勤続年数、貢献度によってプラスαされていきます。
未経験の方はここがゼロからのスタートになるので、
無給インターンのようになります。とは言っても、基本給での話です。
そして、能力給ですがこれが複雑です。長くなりそうなので次回に続きます。
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