ということで、なんの試験だったのですか?という質問が。
すっかり忘れていましたね。ありがとうございます!
CDT(Certified Dental Technician)の試験ですね。
歯科技工学校を卒業していない場合は、
5年以上の実務経験で受験資格が得られるそうで。
全くの未経験、見習いからスタートしたうちのスタッフ。
もちろん学校は行っていませんが、彼女はうちで6年目。
初挑戦でしたが、実技一発合格。
大きく4つに別れた項目のうち2つの項目に関しては100%。
残り二つも80%以上と、90%以上。
合格ラインは68%以上だったと思うので、余裕の合格です。
ということで、次は学科試験をパスしてCDTを目指します。
もう一人のスタッフは昨年、ダウンタウンにある歯科技工学校を卒業。
彼の実務経験は一年未満、卒後数ヶ月での挑戦になりました。
実技試験と、その前日に行われた学科試験も受験。
二日かけての試験、新卒にはハードだったと思います。
模型作りなどの下準備も含め採点された項目は、さすがに100%。
その他も決して悪くはなかったですから、危なげない合格でしたね。
卒後一年も経たずに、晴れてCDTとなったわけですが、
異例だと思います。
CDTを取ることがそんなにすごいのか!と言われれば、
そんなことはないですね。少なくとも日本の歯科技工士にとっては。
日本人が英語で受験することはすごいことだと思いますが、
日本の歯科技工士免許の方がよっぽど難しいです。
しかし、彼らのようにアメリカで歯科技工士を目指した者にとっては、
CDTを持っているということは大きな意味を持ちますね。
そんなもの必要ないと言う人もいると思います。
流れ作業の一部を担っている程度なら必要ないのかもしれませんが、
それを得る為の努力をし、得た人間だけが言えばいいことですね。
数年前のリーマンショック時、うちのような小さな歯科技工所にも、
ポジションを求め履歴書が何通も送られてきました。
電話での問い合わせもありました。募集をかけていないにもかかわらず。
そして彼らの中にCDTはいなかったですね。
そういうことなんでしょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿