3回に続いてお送りしてきた Auto show ネタですが、
いよいよ最後になります。ここにきて自己満足度は120%を越え、
溢れ出るこの思いを抑えるのに必死です。( 笑
さて、ちょっと昔話ですが、車好きの私が初めて手に入れた車はトヨタでしたね。
さらに言うなら、免許取り立てで乗ったのもトヨタ。教習所でもトヨタでした。
専門学校卒業とほぼ同時に買った、チェイサーのツアラーV。
フルオプションの真っ白いピカピカの新車が、営業マンと共に夕暮れ玄関前に。
その時の喜びは天にも昇る気分でした。今でも忘れません。
とにかく欲しくて欲しくて、歯科技工士になったら働いてローンを組む。
車の雑誌を眺めながら過ごす毎日、いつしかそれが目標になってました。
担任から勧められた専攻科の話も蹴ってましたね。(笑
その頃からトヨタ一筋。何かとひいきにしていましたが。
いつしか乗りたくないメーカーになってましたね。
というのも、当時のアメ車やヨーロッパ車が持つ荒削りな個性というか。
その個性の薄さ、良く言えば優等生過ぎるその存在がどうも . . . 。
その高級チャンネルでもあるレクサスに至っては、
細かなところがトヨタじゃん!と思わせる要素がそのまま残っていて。
なぜ高いのか理解すら出来ませんでした。いや、いい車だとは思いますよ。
世界中で相当売れていますし、高い安全性と技術で、壊れない日本車。
モノ作り日本のイメージを牽引する、代表的なメーカーだとは思います。
でも、乗りたい車、運転したい車ではなかったんですね。
あくまでも個人的意見です。が、今回。コンセプトで発表されていた2台。
その場からしばらく動けませんでした。やり過ぎ感は否めませんが、
その造形に魅了されてしまいましたね。
こんな車が公道を走っていたら、間違いなく2度見どころか3度見してしまう。
LF-CC と LF-FC 。しかもその2台ともがクーペ。
スポーツカーは実用性を無視した、どこか嗜好品的な存在。
そんなある意味おバカな車をがっつりと開発してしまう心意気。
レクサスがトヨタとの差別化をハッキリと打ち出してきたようにも思いましたね。
そして、もちろんトヨタ十八番のハイブリットシステム搭載、
今、求められている環境にも優しい車なんです。
実用性やデザインで万人受けするよりも、自分たちが作りたい車。
車キ◯ガイがいろいろ考えて、こんなの作ってみました!
と言っているようで。いい意味で一番期待を裏切られた車たちでしたね。
素直に好感が持てました。
ここで紹介出来たのはごく一部ですが、各メーカ毎、様々な車たちに出会い。
作り手の表現したいものが個性となり、形に現れているように思えました。
歯科技工物も車も同じ “もの” と考えるのなら、そこにあるのは作り手の思い。
作りだす歯に、良くも悪くも現れているでしょうね。
毎年参加しているのですが、今回もだいぶ撮ってしまいましたね。
某モーターショーのように、ボンネットにセクシーお姉さん。
車を取り囲むようにケバいキャンギャル。
そんなのが、少ないのも良いところです。
車が撮りたいのに正直じゃま!
以前は超高級車のランボルギーニ、フェラーリ、スパイカー。
ロールスロイス、マセラティもブースを出してましたね、最近は見ません。
不景気の影響か多少盛り下がってきてはいますが、
LA Auto Show は車好きにはそれなりに楽しめます。
来年も行くんだろうな . . . 。
長々とお付き合いいただき、ありがとうございます。