今は立場上、教える側ですが。場所が変われば教わる側でもあります。
教えるということは非常に難しいのですが、
とくに、教わる側の姿勢が重要かと。
教える側の能力はともかく、
同じことを話し、見せても、教わる側の理解度は人それぞれ違うわけで。
首を傾げたくなることは多い。ゆえに教えるということは難しい。
教わる側の姿勢としてもっとも大事なのは、
“素直であること” ではないだろうか。
二言めには、「誰々先生はこう言ってた」とか、「私はこう思う」など、
学ぶ立場の人間が言うべき事ではない。
いろいろな人のテクニックをたくさん見て吸収し、
自分を高めることが学ぶ側には必要であって、
誰々先生はこう教えてくれた、以前いたところでは、本には . . . など、
必要か?
なら、その先生のところで、前いたところで頑張ればいい。
あるいは、本を片手に独学でもしていればいい。
いろいろな人から教わり学んだ知識は、自分が教える立場になった時、
それをいくらでもひけらかすことができる。
「私はこう思う」「こうじゃないんですか」などは、
議論する場ならともかく、どっちが教わる立場なのか問いたい。
教える側と教わる側。
その間にあるものは人間関係、それを無視することはできない。
教える側は何度でも余すことなく伝えるべきで、根気よく丁寧に。
いつかの自分がそうであったように、相手もまた今を一生懸命なのだ。
教わる側は謙虚に、言われたことを素直に吸収すべき。
たくさんのことを吸収し、とにかく教わったテクニックを物にするまで練習する。
仮に意見の相違があったとしても、胸に秘めておくぐらいでちょうどいい。
もう少し年を重ねれば、そんな相違はあまり意味がない事に気が付く。
万能なテクニックなど無いに等しいのだから、選択肢はたくさんあった方がいい。
いつか教える立場に立った時、自分が選んだやり方を後輩に教えてあげればいい。
数年もすれば、“素直に教わる”というその姿勢は、
はっきりとその違いを見せつける。
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