#8-11 IPS e.max Press Bridge
2011年を振り返り、最も気になるケースの一つですね。
ドクターからの指示通り、やらせていただきました。
最善を尽くし形にしたわけですが、正直心配です。
もともとはジルコニアブリッジ。
他所で作られたのですが色も形も患者が気に入らないとのことで、
e.max で対応することになりました。患者はとても喜んでくれたようです。
このようなケースのフォローアップは継続的に行うようにしています。
まずは半年。その後も経過は確認していきます。
守りに徹するのなら、
「ジルコニアの方が安全ですよ」とか、
「e.maxでは禁忌症ですね」って、言うんでしょうか。
基本的にはいちいちおせっかいは焼きません。 互いにプロですからね。
口の中の状況を一番把握しているのは他ならぬドクターですし、
そのドクターが「 e.max で . . . 」と言うのなら、
その材料の特性を把握し、壊れないよう最善を尽くすべきは、
他ならぬ歯科技工士。
開業すれば全責任は自分です、挑戦ですね。そこが面白いんだと
良いも悪いも全ては経験の中で培われていくもの、
生身の人間を相手にしているわけだし、
こうでなきゃいけないという線引きは、
細い一本線ではないはず。ましてや、答えなどない。
誰々さんのレクチャーで . . . どこどこのコースで . . .
聞いた話をうだうだと、なんだか頭でっかちの歯科技工士も多くないですか?
まだまだ “かたち” にすらなっていない歯科技工士にとって、
やるべきは守りに徹する事ではなく、挑戦することなんじゃないかと。
やったらいい。許されるうちは。
分かったような口を効き、挑戦する意味すら分からないのなら、
それは単なるうぬぼれかと . . . 。
まだまだ挑戦は続きそうです。
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