2012/09/24
日々の仕事
#2 - 15 Porcelain Fused to Metal Bridge - Metal Frame -
小さなケースばかりのギャラリーになってしまったので、たまにはこんなのも。
大きなケースって、それだけで説得力がありますよね。
こういったケースを丁寧に仕上げていくのは、大変な事です。
時間の許す限りついつい手を加えてしまうので、
ギリギリになって写真を撮る事も出来ず納品、てなことが良くあります。
途中までは撮っていたりするのに . . . 。
このケースも例外なくそうですね。
若い歯科技工士と話していて、
臼歯の単冠だから流す . . . なんて耳にする事があります。
数をこなさなければいけない環境では、分からなくもないんですが。
日々の仕事の中で、流してもいい仕事ってないと思うんです。
作業行程の中で流せるところはあっても、
仕事の大きい小さい、あるいは面白い面白くないで、
流す、言い方を変えると“手を抜く”のは、少し違う気がするんです。
仮に技術が伴わなくても、一生懸命に仕上げたものならアリかと。
その評価を本人が甘んじて受ければいいし、誰にでも始めはあるのだから。
出来るのに手を抜いたり、やれる事をやらないのとは大きく違う。
姿勢の問題です、その仕事に取り組む姿勢。
人間ですからね、その質を変えないのは難しいです。
精神的なものに左右される事もありますし、十分な時間がない場合もあります。
技術的に未熟故の質の変化はやむ終えないでしょう。
あなたならどうか?という事です。
あなたが依頼した車の修理、家のリフォーム、歯の治療。何でもいいんですが、
しょぼい仕事だと手を抜かれたら?どうせ分からないだろうと手を抜かれたら?
単冠だろうがなんだろうが、今の精一杯をここには出しています。
奇跡の一枚や神がかったサンプルではなく、日々の仕事を。
あの頃の自分は未熟だったと、笑えるように . . . 。
0 件のコメント:
コメントを投稿