#6-11 Zirconia Frame by 3shape
3shapeを購入して早いもので一年。
いまだに使いこなせているとは程遠いのですが、
悪くはない。というのが実感ですね。
購入当時は最新のスキャナー。お値段もなかなかのもので。
世に出るスキャナーの中でも、トップクラスだった思います。
そのスキャナーを使ってどの程度できるのか。
それが、一番知りたかった事。恐らくこいつでできるベストが、
CAD/CAMの限界だと言っても過言では無い。
そんな思いでいろいろと試してきたわけですが、
スキャナー自体は素晴らしいと思います。ちょっと感動すらしましたね。
精度も、スピードも。今のうちには十分です。
ソフトウエアもアップグレード無しでは語れませんが、
使いこなせていないのはこの部分でしょうね。
そして、問題点を上げるとするならミリングかと。
もちろん数値の微調整は必須ですね。
経験を踏まえ、何度も擦り合せていかなければなりませんが、
ミリングセンターのシステム上の問題もあるのかと。
クオリティーのムラや加工時のエラーなどは問題外ですが、
ミリングセンター側の求める質の追求がどこまでされているのか、
更に言うなら、求められるものをどこまで再現しようとしているのか。
その追求はあまりなされていないように思いますね。
向こうとすれば手元に模型が無い以上、確認しようがないですから、
あなたからのデーターをもとに、削りだしましたよ!っていう姿勢で、
適合やマージン封鎖性に関してはまともに取り合うこともないですね。
“あなたからのデーター . . . ”、っていうのがミソで、
スキャナーの普及はいまだに伸びているのでしょうし、
その責任は回避できますからビジネスとしてはおいしいですよね。
大手のミリングセンターが次々とその規模を拡大していく理由ですかね。
という事でミリングマシンもゆくゆくは考えていかないとダメでしょうね。
今のところ、ロストワックス法の方が断然適合もいいですし、
正直、削りだされたものとはその比では無いように思います。
悪くはないですが、決して良くはない。
もう、その辺は割り切るしかないのですかね。
CAD/CAMだからね!っと。
何度も言いますが、悪くはないんですよ、悪くは!