BDA GALLERY 2 : 2016/01

2016/01/29

悪くは



















#6-11 Zirconia Frame by 3shape

3shapeを購入して早いもので一年。
いまだに使いこなせているとは程遠いのですが、

悪くはない。というのが実感ですね。

購入当時は最新のスキャナー。お値段もなかなかのもので。
世に出るスキャナーの中でも、トップクラスだった思います。
そのスキャナーを使ってどの程度できるのか。
それが、一番知りたかった事。恐らくこいつでできるベストが、
CAD/CAMの限界だと言っても過言では無い。

そんな思いでいろいろと試してきたわけですが、
スキャナー自体は素晴らしいと思います。ちょっと感動すらしましたね。
精度も、スピードも。今のうちには十分です。
ソフトウエアもアップグレード無しでは語れませんが、
使いこなせていないのはこの部分でしょうね。

そして、問題点を上げるとするならミリングかと。

もちろん数値の微調整は必須ですね。
経験を踏まえ、何度も擦り合せていかなければなりませんが、
ミリングセンターのシステム上の問題もあるのかと。
クオリティーのムラや加工時のエラーなどは問題外ですが、
ミリングセンター側の求める質の追求がどこまでされているのか、
更に言うなら、求められるものをどこまで再現しようとしているのか。

その追求はあまりなされていないように思いますね。

向こうとすれば手元に模型が無い以上、確認しようがないですから、
あなたからのデーターをもとに、削りだしましたよ!っていう姿勢で、
適合やマージン封鎖性に関してはまともに取り合うこともないですね。
“あなたからのデーター . . . ”、っていうのがミソで、
スキャナーの普及はいまだに伸びているのでしょうし、
その責任は回避できますからビジネスとしてはおいしいですよね。
大手のミリングセンターが次々とその規模を拡大していく理由ですかね。

という事でミリングマシンもゆくゆくは考えていかないとダメでしょうね。
今のところ、ロストワックス法の方が断然適合もいいですし、
正直、削りだされたものとはその比では無いように思います。

悪くはないですが、決して良くはない。

もう、その辺は割り切るしかないのですかね。
CAD/CAMだからね!っと。

何度も言いますが、悪くはないんですよ、悪くは!

2016/01/12

気持ちも新たに


















すっかり2016年もスタートしておりますが、
皆様、今年も宜しくお願い致します。

昨年はですね、
こうしたいのに、ああしたいのに . . . と思いがなかなか叶わず、
自分の意志とは別の所で見えない力が働いているような、

そんな年でしたね。

行く先々で壁、と言っては大げさですが、その度に軌道修正を余儀なくされ。
ちょうどネズミレースのネズミように、
細く長く続く一本道をゴールに向って走らされるわけですが、
後戻りなど許されず、壁をよじ登ればコースに戻され、
立ち止まってはケツを弾かれ、

そんな感じがたまらなく嫌でしたね。

ストレスも溜まり、イライラすることも多かったですが、
導かれた先こそが、己の望むものであって欲しいと願うばかりで。

さて、新年は気持ちも新たに、
生まれ変わるようなつもりで頑張っていこうと思っています。
問題点はすでにいくつか見えています。
あとはどう対応するかが問われるわけで。試される己の気概。

求人も早々には出す予定でいます。
ラボ内の模様替えも今年中に完成する予定です。

10周年本番。

より働きやすく安定感のある会社に。
そして、なにかとめでたい年になるよう楽しくいけたらと思ってますね。